誰もを味方につけてしまう、半沢直樹の人間性

皆さん、昨日の半沢直樹最終回はご覧になりましたか？

私はもうバッチリ観ました。そしてあの最後の終わり方は、絶対of絶対続編ある感じですよね！ね！！

半沢直樹がこんなにも大ブームになる理由は、

・自分にされたことをきっちりとやり返す行動力と見返した後のスッキリ感

・思わぬ所での裏切りのあのハラハラ感

・細かな所で物語が繋がっているあの絶妙な面白さ

・登場人物とセリフのくせ(笑)

にあると思うのですが、やっぱり私が一番面白かったのは「敵を味方にさせる半沢直樹の人間性」、これに尽きると思いました。

だって、敵だったり自分を疑っている人を味方に付けて心からの信頼を得られるって、普通だったらなかなか出来ないことですよね。

知らず知らずのうちに信頼を集めてしまう半沢直樹の人間性は、一体どのようなものなのでしょうか？

・常に相手の立場に立ち続けている

ドラマを観ていて思ったのは、"半沢直樹は常に相手の立場で物事を考えている"ということ。

仕事をしている訳だから、お客様の目線に合わせることは当たり前と言えば当たり前なんですが、中途半端な立場じゃなくてもう徹底しているんですよね。

例えば、スパイラルとか伊勢志摩ホテルとか帝国航空とか、何か窮地に立たされている人に惜しげもなく情報を与えて、とにかく一緒になって危機的状況を抜け出そうとしています。

その根本には、もっと上にある悪を暴いて取り除く目的というのがあるにはあるんですが、それを除いても「まずは相手の立場に立って、相手が望んでいることはなにか」を常に徹底して意識していると感じました。

・部下を見下さない、手を差し伸べる

賀来賢人さん演じる東京セントラル証券の森山も、最初は若手だからと諸田っていう上司に散々嫌味言われてたんですよ。

だけど半沢直樹は、森山の仕事への感の鋭さをすぐに見抜いてきちんと話を聞き、最終的に森山はスパイラルの発展に大きな貢献をしました。

この"部下を絶対に見下さない、考えを蔑ろにせずむしろ一緒に動く"この姿勢は、部下に限らず相手の心を一気に開く最強の手段だと思います。

もし自分が別な上司に嫌味を言われている立場だとして、そこに半沢直樹みたいな自分を理解してくれる上司が現れたら、もちろん半沢直樹の方に付きますし、もっと認めてもらいたいと頑張ってしまいませんか？(私だったら絶対そう)

以前ネットで、「仕事が出来ないと思っていた部下に、得意そうな仕事をやってもらったら期待以上に仕事が出来た。さらに認められた嬉しさで、もっと仕事を頑張るようになった」という記事を見ました。

やっぱり人って一度認められるともっと頑張ろうと思いますし、認めてくれた相手には絶大な信頼を寄せてしまいますよね。

スパイラルにいた出向組の三木(東京03角田さん役)も、最初は半沢達を裏切り伊佐山との裏取引で東京中央銀行に戻ったはいいものの、肝心の上司伊佐山からは雑用扱いされ、耐えかねて半沢の味方に付きました。

やっぱりどんなに力がある人でも、人を見下す部分があると、気付いたら周りに誰も居なくなってしまうと思います。

・まずは自分が味方になる

周りの登場人物が見事なまでの騙し合いをしている中、どんなに自分を裏切った人に対しても半沢はまず味方になっていました。

伊佐山とか箕部とか、根っこの根っこまで黒く染まっている人以外は、大抵の人の味方になっていたと思います。味方というよりも、手を組むって感じのニュアンスが近いかな？

皆さんだったら、自分と敵対している相手に手を組もうって言われたらどんなことを思いますか？

私だったら、敵対しているけど人としてはそんなに悪くないのかもしれないなぁと思います。

対立関係にあるってだけで、相手のことを本当に嫌な奴だと思いがちですが、一旦大きなフィルターを外して直でその人を見てみると、意外と相手を理解してあげられると思うんです。

もちろん最初から嫌なやつもいるので、受け入れる前にきちんと自分で判断する必要はあるんですけどね。

そして味方になってくれたら、自分も自然と味方になってしまう。まさに施されたら施し返す！この一種の恩返し的な行動で、半沢は出会う人の多くから信頼を集めていたんだと感じます。信頼が欲しかったら、まずは自分が相手を認めて味方になるべし！

以上、つらつらと半沢直樹の人間性について自分なりに書いてみました。人としての根本が真っ直ぐだから、結局は自然と人が集まってくるんですね。

あと半沢直樹を観ていて痛感したのが、「力を利用する人は最後には反発される」「嘘は結局バレる」ということ。

これって本当に、人間関係の真理だと思うんです。半沢直樹はこの部分もめちゃくちゃ面白かった！笑

次の続編にも期待ですね！本当に頭取になるのかな？

では！

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